なんテン電子版【検索】情報

『なんでもわかるキリスト教大事典』（略称：なんテン）著者による、同書・電子版についてのページです
（Updated 22 FEB. 2013）
    ♣ なんテンは2013年12月20日に Amazon Kindle 版、2014年1月10日にEPUB版が発売されました
    ♣ このページは、端末によってどう見えるか、検索が可能かどうかなど、皆さんからの情報をご紹介します。購入や利用の参考にしていただければ幸いです
    ♣ 情報をお寄せくださった皆さまに感謝致します
    ♣ 情報まだまだ募集中！　便利な使い方がありましたらご教示ください（文責・八木谷涼子）
    このページは更新中です　またお訪ねください　2014/02/22 18:22記

電子版発売元
いろいろなところから発売されており、端末（ビューア）によって見え方や検索の利便性が異なると思われます。
  • Amazon Kindle　Kindle／iPhone／iPad／iPod touch／Android
  • BookLive!　Lideo／WinPC／iOS／Android（BookLive!Reader使用）
  • BOOK WALKER　Windows8、7、Vista、XP（Windows8/XPは未保証）／iPhone／iPad／Android／PCViewer または Mac OS X 10.6以降／Adobe AIR 3.5以降
  • eBookJapan　Windows／Mac／iPhone／iPod／iPad／Android
  • iBookstore　iOS デバイス／Mac
  • 紀伊國屋書店　iPhone／iPod touch／iPad／Android／Windows／Mac OS X？（Kinoppy使用）
  • 楽天ブックス　楽天Kobo電子ブックリーダー／iPhone／iPad／iPod touch／Android
  • Yahoo!ブックストア　Windows8、7、Vista、XP／Mac OS X 10.6以降／iPhone／iPad／iPod touch／Android（専用アプリ未対応）

Kindle Paperwhite／iPad／iPhone
翻訳関係者の皆さんに一番関心があるのは、文字列の検索ができるかどうかでしょう。結論からいうと、Kindle の iPad、iPhone では検索不可。しかし同じ Kindle の Paperwhite、一部のタブレットPCや、WindowsPCで見ると、本文の一部が検索可能です（詳細は後述）。

―― Yumiko miko Fさんのツイート

@utakobuta 「キリスト教大事典」Kindle化、教えてくださってありがとうございます！これは買わねば。今、サンプルだけ落としてみたのですが、サンプルだからか中身がsearchableじゃないみたい。製品版の方はどうですか？もしおわかりになったら教えてくださいませ。

— Yumiko miko F (@nest1989) 2014, 1月 16
―― 映像翻訳者 Utakoさんのツイート

@nest1989 私も意気込んでダウンロードして内容を見ていたのですが、やはり製品版でも語句の検索はできないようです（Kindle本体とiPadの両方で試してみました）。電子化だけでもありがたいですが、やはり検索ができないのは残念ですね…(^_^;)

— Utako (@utakobuta) 2014, 1月 16
―― 翌日、Paperwhite で検索可能であることが判明。

「なんでもわかるキリスト教大事典」の電子版の件で、KindlePWでは語句が検索できないとツイートしましたが、再検証したところ可能でした（iPhoneとiPadでは不可）。どうやらPWでは書籍をダウンロード後、検索用indexが作成されるまでに多少時間がかかるようです。（続く

— Utako (@utakobuta) 2014, 1月 19

承前）それを知らず、ダウンロードした直後に鼻息も荒く検索したところ、検索結果がすべて0件になってしまったようで。で、今日検索してみたら魔法のようにガンガン検索できてビックリしたわけです…。いやはや、混乱を招いて失礼しました。なんというか、急いては事をし損じるってことで…

— Utako (@utakobuta) 2014, 1月 19
Utako さんがいろいろ試してくださった Paperwhite 検索についてはこちらから。

―― Macを使う電書屋さん鹿□たんのツイート

@yagitani_ryoko iPhoneだとちょっと辛い部分も少しだけありますが、それでも力作ですね！凄く勉強にもなり、チャレンジを受けました。今度、やらせて下さい！この系譜などiPhoneでもとても綺麗に見えましたよ(^-^) pic.twitter.com/pjTtimfoCI

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 16

@yagitani_ryoko って、お決めになるのは出版社さんですものね。(^^;;松谷さんも、八木谷さんは電子化にはとても乗り気ですとお聞きしました(^-^) このイラストはiPhoneだと拡大しても見えずらいかな。私は十分　 pic.twitter.com/Bb6BNbdVuv

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 16

@o2hi 因みに私はメソジスト(^^;; 八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』Kindle版は、いつでもどこでも調べやすくて、スクショでシェアしやすくて便利。もちろん多デバイス　http://t.co/xDDB5wwTP6 pic.twitter.com/J3xztsXKnm

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 16

iPhoneよりも本家Kindleペーパーホワイトでは表は見辛いかも。拡大出来なぁ。痛いかも。八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』Kindle版は、いつでもどこでも調べやすくて、スクショでシェアしやすくて便利。多デバイス　 pic.twitter.com/ta0RLirJH8

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 17

@yagitani_ryoko えっと、以外とiPhoneはみやすいのですが、Kindleペーパーホワイトだと、こういう細かい説明が入るイラストや表がキツイですね。ピンチアウト出来ないし解像度も良くないので、、そこが残念です。 pic.twitter.com/8bjEBRKT7E

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 17

―― 電子版で置き換えた、p.298「侍者・聖歌隊員の服いろいろ」のページの確認をお願いしてみました。書籍版をお持ちの方は、イラストにふられた49番以下の番号が変わっていることに気づくでしょう（3刷が出てからやっと気づいたミスを修正させてもらいました）。

@yagitani_ryoko 仕事だったので、気がつかずみません！もうどなたかお答えになったかもしれませんが。iPhoneのスクショあげておきますね(^-^)パッと開くとんな感じです。拡大も出来ますので大丈夫です。 pic.twitter.com/MdPIVH23Eu

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 17

@yagitani_ryoko ちょっと来客があり遅くなりましたが、これがKindleペーパーホワイトでの画像です。 pic.twitter.com/IeOWlk7O7F

— 鹿□たん (@o2hi) 2014, 1月 17

―― 同じページをUY-807さんがアップしてくれた画像はこちらから

こんな感じです 。拡大すると綺麗に見えます。http://t.co/tGYeIDaLBM RT @yagitani_ryoko: たびたびすみません。なんテン書籍版298頁「侍者・聖歌隊員の服いろいろ」てiPhoneでどんな感じに出てますでしょうか？　@o2hi

— UY-807 (@UY8071) 2014, 1月 17

AndroidのNexus7で一部の検索が可能！
―― 香川県高松市の牧師松田基教先生のツイート。 AndroidのNexus7のアプリでは検索可能とわかりました！

@yagitani_ryoko 「なんでもわかるキリスト教大事典」Kindle版購入しました。iPhoneのKindleアプリでは検索ができないようです。AndroidのNexus7のアプリでは検索できました。

— 松田基教 (@moto_matsu) 2013, 12月 21
―― Nexus7で可能な検索というのは、たとえば「司教」と入れると該当ページに飛ぶのでしょうか？　半角英文字の「bishop」は検索可能でしょうか？

@yagitani_ryoko 「司教」と入れると該当箇所の一覧が出て、選択すると該当ページに飛びます。「bishop」では検索できませんでした（該当0件と出ました）。他にも試しましたがどうやら半角英文字の検索は出来ないようです。

— 松田基教 (@moto_matsu) 2013, 12月 21
―― 「祈祷」「枢機卿」を検索していただくと……

@yagitani_ryoko 「祈祷」は8件ヒット、すべて「祈祷書」のとこですね。「枢機卿」も8件でした。

— 松田基教 (@moto_matsu) 2013, 12月 21
―― しかし「祈祷」の語は、なんテン内部において、附録を除いて本文の70箇所以上に登場する単語です。ヒットした8件はすべて書名。つまり固有名詞としての「祈祷」であり、本文中の普通名詞としての「祈禱」はフォントの関係でヒットしません。いっぽう、ゲラのPDF版ではヒットしなかった「枢機卿」が今度は検索できることがわかりました。

八木谷による BookLiveReader （for Windows PC）検索チェック
実は著者本人は、Windows のデスクトップPCしか持っていません。その画面でも見られる電子版は、Kindle 版からおよそ3週間遅れてBookLive!から発売されました。WinPC のほか、Android や iPhone/iPad/iPod touch でも利用可能な電子版です。[ →購入はこちらから ]

さっそく購入してあれこれ試してみたところ、日本語のほか、半角英文字の検索も可能と判明しました。とはいえ、本のすみずみまであまさずサーチできるわけではありません。BookLiveReader上の検索において、とりあえず判明したことと注意点を以下に挙げてみます。

【　検索できるもの　】
  • 目次を含む本文内の縦書き日本語と、巻末索引と英和対照表の横書き日本語（「本文」とは表に組み込まれていない、地の文章のこと）
  • 同じく本文内と、巻末索引・英和対照表における全角と半角英文字。ただし全角・半角の違いはもちろん大文字・小文字を区別するので、たとえば「Church/church」や「ＵＣＣ/UCC」で検索結果が異なる
  • 単語単位でなく、文字の単位でヒットする。たとえば「amen」の検索で「Sacramental」や「Fundamentalists」も引っかかる
  • 横書きコラムや第5章の表現集も、日英ともに検索できる

【　！検索できないもの！　】

  • JIS第一・二水準以外の漢字（たとえば「祈禱」や「平凡社」の「平」の異字体など。検索窓に「祈禱」と入れてもだめ。「平凡社」を検索するときは、「平」を入れずに「凡社」で検索するのがコツ
  • ルビや傍点がふってある文字はヒットしない（リーダーでルビを消す設定にしてもだめ。なので、たとえば「三位一体」にルビを振ってある場所を探すことができない。そのため、まだらな検索結果が出る。例外として、「キリスト者｛しゃ｝」のように一部にだけルビのある単語は「キリスト者」の検索でヒットすることがある）
  • カラー口絵や図版キャプション、章扉の横書き文章（たとえばp.234の「メインジャー」は引けない）、巻末の表もだめ
  • とくに、第3章以下にあるイラストについたキャプションは一切だめ（たとえば「洗礼いろいろ」の語がヒットするのは目次のみ）
  • p.321〜「クリスチャンの一年」は表扱いのため検索不可

【　注意すべきこと　】

  • BookLiveReaderの検索は、まずページを冒頭に戻してから、検索窓にキーワードを入れ、「次へ」を押していくと次の該当箇所のページが開くという原始的なものである。最初に検索する場合は、必ず本の先頭ページを開いていること。本の途中から始めると、それより前のページが検索範囲に入らない。「目次」のアイコンを押すと、一見先頭に戻ったように見えるが、実際には先頭から検索が始まるわけではないので要注意
  • 上述のごとく、英文字を調べるときは全角・半角と大文字・小文字の違いに注意
  • 任意の箇所を自由に拡大することはできない
  • 文字列のコピーは不可だが、選択した語を右クリックして検索することは可能
  • PrintScreenは使えない。電子版の中身を撮影したければデジカメでディスプレイを撮るしかない（下図）
本文のフォントサイズや行間隔は選択可能なので、自分の好みにカスタマイズができますが、見づらいのは、ページをフルに使った表（画像）ですね。部分を拡大することができないため、かなり大型のディスプレイでないと実用に耐えないと思います。わたしは19インチを使ってますが、全画面表示にしても、たとえば附録p.86「東方正教会＆ローマ・カトリック　聖職者対照表」はほとんど読もうという気が起こりません。右の写真で見るとおり、実際の書籍のページより大きく表示されるのですが、解像度が低いためにぼやけてしまっています（iPadのような端末ならば、顔をくっつけて読めるのでまだましかもしれません）。
いっぽうで、半頁サイズの「教派で数え方が違う「十戒」」など、問題なく読める図版もあります。繰り返しになりますが、表や図版内部の文字列検索はできません。


右は、「聖餅」を検索して出てきた画面。和英対照表（附録 p.40）の一部が写っています。書籍版に比べると文字がかなり大きいことがわかります。


というわけで、決して「全文検索」とはいえないながらも、WindowsPCにおいては、ほどほどのサーチができることがわかりました。

Utakoさんによる Kindle Paperwhite（第一世代）検索チェック
Twitter における Utako さんとのやりとりで、明らかになったことをまとめます。

【　WinPC版との違いを中心に　】
  • 英数字は全角・半角ともに検索可能。全角・半角および大文字・小文字の区別はなく、「Church/church」でも、「ＵＣＣ/UCC」でも検索結果は同じ
  • ルビ付きの文字もヒットする
  • 検索が文字単位ではなく、独自基準の単語単位。たとえば「祈祷」は0件だが「祈祷書」だと8件ヒット、「森安達也」は3件ヒットするが「森安」で調べると0件。「amen」のヒットは3件で、「amen」が単語内部に含まれる語（「Sacramental」など）までは教えてくれない
  • 参考文献や横書きコラムの一部が検索範囲になっていない。たとえば書籍版コラム p.309 の「ＵＣＣ」はヒットしない（PC版ではヒットする）。いっぽうで p.284 のコラムにある「アーメン」「amen」はどちらもヒットする
  • 「平凡社」「平凡」では巻末の文献リストの2件（書籍版96頁の「インターネットの神々…」と「現代アメリカ…」）のみヒット。「凡社」だと1件（「平」の字が異字体になっているp.310の箇所）。いっぽうPC版では「平凡社」と「平凡」7件、「凡社」8件がヒットする
というわけで、Kindle Paperwhite での検索は、WinPC版に比べると対象範囲が狭いといえます。また、単語単位でないとだめというクセがあるので、それをよく理解していないと、存在する文字列も「この本には出てこない！」と判断してしまうことがあるかもしれません。PC版を上回るのは、ルビ付きの文字もヒットするところですね。
【　 Kindle検索について　よそ様のブログより　】
◆遅き日のつもりて　2013.03.27「Kindle Paperwhite では本の中の人名等を検索できないことがある」

◆XWIN II Weblog　2013/06/01「Kindle を半年ほど使ってみて――」
※Kindle Paperwhite 並びに iPad の Kindle アプリの検索の問題点を指摘しています

結論めいたことを書かせてもらいますと、なんテンを辞書のように参照することのある人にとって、やはり書籍版は手元に必須。その上で、検索のできる電子版を、その特性（限界）を理解した上でお使いになるのがいいと思います。

本文をさーっと「読む」のみで、調べものに使う可能性のない方は、スマホに入れた Kindle 版でも充分ではないでしょうか。（2014/01/19 記）
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