[ BOTTOM ]
- 1888年8月16日：英国ウェイルズのトレマドックで誕生（5人兄弟の次男）
- 1896年9月〜1907年7月：オックスフォドのハイスクールに在学
- 1907年10月〜1910年6月：オックスフォド大学ジーザズ・コレッジに在学（近代史を専攻）
- 1908年7月〜9月：フランスを自転車旅行、中世の城塞を研究
- 1909年6月〜10月：シリアを単独で徒歩旅行（初の中東訪問）
- 1910年夏：卒論「十字軍が十二世紀末までにヨーロッパの軍事建築に及ぼした影響」で最優等学位獲得。フランスへ自転車旅行
- 1911年1月〜2月：シリアのビュブロス〔現レバノンのジェバイル〕でアラビア語を学ぶ
- 1911年3月〜7月：D. G. Hogarth と R. Campbell Thompson の下、北シリアのカルケミシュで、大英博物館のヒッタイト遺跡発掘隊に参加（22歳）
- 1911年夏：北メソポタミアを徒歩旅行
- 1912年1月：Flinders Petri の下、エジプトで発掘に従事
- 1912年3月〜1914年春：C. L. Woolley の下、カルケミシュで発掘に従事
- 1913年7月〜8月：発掘隊人夫頭の Hamoudi、そして Dahoum をオックスフォドの自宅に招待
- 1913年12月〜1914年2月：英国政府の要請を受け、S. F. Newcombe 大尉や C. L. Woolley と共にトルコ領内のシナイ半島地理調査に参加
- 1914年夏：オックスフォドとロンドンで、『ツィンの荒れ野』執筆（Woolley と共著による地理調査の報告書、パレスチナ探査基金年鑑に掲載 ※ロレンス初の著作）
- 1914年7月28日：第一次世界大戦勃発（英国の参戦は8月、トルコは11月）
- 1914年10月：ロンドンの陸軍省参謀本部地理課に文官として勤務、臨時陸軍中尉に任官（26歳）
- 1914年12月〜1916年10月：カイロの陸軍情報部に勤務
- 1916年3月〜5月：大尉に昇進し、メソポタミアのクートで籠城中の英軍救援のため、トルコ軍の買収工作に参加
- 1916年6月5日：アラブ反乱始まる（正式な宣戦布告は6月10日）
- 1916年10月：アラビア半島紅海沿岸地方・ヒジャーズの港町ジッダに上陸（初のアラビア訪問）。メッカの Sherif Hussein の三男 Feisal と対面する
- 1916年12月〜1918年10月：アラブ軍と行動をともにする（28〜30歳）
- 1917年7月：アカバ陥落
- 1917年11月：ダルアー〔デラア〕事件
- 1918年10月：ダマスカス入城に続いて辞任、帰国
- 1918年11月11日：第一次世界大戦終結
[ BOTTOM ]
- 1918年11月〜12月：Feisal とフランス、英国で行動をともにする
- 1919年1月〜7月：パリ講和会議英国代表団にアラブ事情専門家として、また Feisal への助言者として参加（実質的には4月まで）
- 4月：父 Thomas Robert Tighe、 インフルエンザで死去
- 5月：パリからカイロに向かう途中、ローマで搭乗機が墜落、負傷
- 6月28日：ヴェルサイユ条約調印
- 1919年7月〜1921年1月：フェローに選出されたオックスフォド大学オール・ソウルズ・コレッジや、ロンドンで過ごす。パリにいる間に着手した『知恵の七柱』の執筆を進める
- 1919年8月：Lowell Thomas のスライドショーがロンドンで開幕、一躍人気者になる
- 1919年9月：陸軍を中佐で退役、民間人に戻る
- 1919年11月：『知恵の七柱』第一稿を紛失。12月より第二稿に着手
- 1921年2月〜1922年6月：Winston Churchill の要請で植民省中東局に勤務
- 1921年11月〜12月：駐トランスヨルダン英国代表代理を務める
- 1922年8月：1月から徐々に印刷していた『七柱』オックスフォド版を製本、友人に送付
- 1922年8月〜1923年1月：John Hume Ross の偽名で英国空軍に二等兵として入隊（34歳）
- 1923年3月：T. E. Shaw の偽名で陸軍戦車隊に二等兵として入隊
- 1923年9月：ボヴィントン基地に近いクラウズ・ヒルのコテッジを借り始める
- 1923年9月：『森の巨人』の翻訳完成（1924年、J. H. Ross 訳として英米で刊行）
- 1925年8月：空軍に再入隊、クランウェルの空軍士官学校に配属（37歳）
- 1926年11月：予約者版『七柱』刊行
- 1926年1月〜1928年5月：インドのカラチ〔現パキスタン〕に勤務
- 1927年3月：『砂漠の反乱』英米で刊行
- 1927年8月：Deed Poll（平型捺印証書）によって正式に Shaw と改姓（39歳）
- 1928年3月：『造幣所』完成（刊行は1955年）
- 1928年5月〜1929年1月：アフガニスタン国境に近いミランシャーの基地に勤務
- 1929年3月〜1933年4月：英本国・プリマスのキャットウォーター（マウントバッテン）基地に勤務。以降、主としてスピードボートの設計に携わる
- 1929年10月：クラウズ・ヒルのコテッジを購入
- 1931年8月：1928年から取り組んでいた『ホメロスのオデュッセイア 』の翻訳完成（1932年アメリカで刊行）
- 1934年11月〜1935年3月：ヨークシャーのブリドリントン基地に勤務
- 1935年3月：空軍を満期除隊（46歳）
- 1935年5月13日：自宅付近でオートバイ事故を起こし、19日、意識不明のまま死去（46歳）
作成・八木谷涼子